太陽の光を浴びることの大切さ
ドイツ・冬の日照時間
2017年12月、私の住むNRW州の日照時間、なんと10.7時間!
同じ月、東京の日照時間はというと、211.1時間 (参考:気象庁)。

うそっ、20倍⁉
実はその夏8月に、東京では40年ぶりに日照時間最短記録83.7時間を更新しています。
真冬の日照時間のほうが、真夏の日照時間の2.5倍!
おまけにこんな記事を発見。2018年11月のものです。
きょう(14日)の関東地方は、午前中は雲が多かったものの、次第に青空が広がりました。東京都心の日照時間は8時間8分で、8時間を超えました。冬型の気圧配置となるとき関東地方は晴れることが多く、この時期で珍しいことではありませんが、日照時間が8時間を超えたのは今月2日以来12日ぶりのことです。
そのほか、千葉は9時間12分、水戸は9時間21分、宇都宮は9時間4分でした。あす(15日)は、本州付近は移動性の高気圧に覆われる見込みです。関東地方は穏やかに晴れるでしょう。東京都心のあすの日の出の時刻は6時16分、日の入りは16時35分です。朝から日が暮れる頃まで晴れれば、日照時間は10時間を超えることになります。(引用:tenki.jp)
1日の日照時間が10時間越え!!!

ドイツの1ヶ月分…
今まであまり気にしていませんでしたが、温度と日照時間って比例するとは限らないんですね。
ちなみに、日本で一般の人が訪れることができる最北端の地はどうなのかが気になり調べてみました。
北海道・宗谷岬での2017年12月の日照時間、28.8時間。
ドイツの日照時間の少なさがよくわかりますね。
太陽が少ないと『セロトニン』が分泌されない
日光を浴びることによって分泌を高める「セロトニン」という物質。
目の網膜に太陽光が入ることで、セロトニン神経の分泌が活性化し、セロトニンがどんどん増えていきます。
しかし冬の時期など、日照時間が少なくなる季節には、十分な太陽を浴びることができなくなります。
太陽の光を浴びる時間が少ないことにより、セロトニンの分泌が不足してしまい、心身ともに不調があらわれてきてしまうんです。
『セロトニン』ってなに?
セロトニンは神経伝達物質のひとつ。
腸や血液中にもありますが、精神のバランスに関係してくるのは脳内のセロトニン。
脳内セロトニンは別名『幸せホルモン』と呼ばれ、私たちにさまざまな良い効果をもたらしてくれるんです。
脳内3大神経物質といえば、セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリン。
ドーパミンは、快楽、喜び、意欲にかかわる物質。過剰になると依存症や過食を引き起こします。
ノルアドレナリンは、不安、恐怖、怒りなどのストレスを感じたときに分泌されます。過剰な分泌はキレる、イライラなどの原因になります。
そしてセロトニンは、これらふたつの物質が過剰にならないように、見守り、バランスを保ってくれている大切な物質なんです。
セロトニンは私たちの心に、リラックス感、安らぎ、心地よさ、そして幸福感をもたらしてくれます。
『幸せホルモン』と呼ばれるのも納得できますね。
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